Baltic State : 不動産ブームに公証人も大忙し(エストニア)
首都タリンの公証人が不動産市場のブームに乗じて収益を急増させている。公証人役場では、現在の所、収益の公表を義務付けされてはいないが、単純に第1四半期の不動産売買を元に試算した公証費用が800万EEKに達しており、どの公証人も最低でも10万EEKの収益を挙げていることになる。
同時にタリンなどでは公証人不足が深刻で、公証作業を必要とする市民は、不動産の名義変更などの売買手続に数週間から数ヶ月もまたされるという実情がある。
現在、エストニアには79箇所の公証人役場があり、うち35箇所がタリンに集中している。司法省では、全国に最低でも105箇所の公証人役場が必要と見ている。