Russia : ロシア産石油を打ち切りか?(ウクライナ-ロシア)
石油の高値が続く世界の石油市場がウクライナの対露関係を変貌させるかもしれない。先週ウクライナのティモシェンコ首相が石油に関わるロシアとの関係を打ち切る可能性を示唆した。
同首相によると、現在、国際市場における石油価格は1トン辺り318ドル前後で取引されている中、ウクライナはロシアから1トン340ドルの売買価格を提示されているという。これは、ウクライナの石油市場がロシアに牛耳られていることを示しているものと思われる。
今年、ロシアは石油の輸出関税を1トン辺り83ドルであったものを102ドルまで引上げており、課税額はこの6月1日にも136ドルまで引上げるとされている。
ウクライナでは、石油の購入先を何もロシアに集中させる由縁はなく、今後はカザフスタンた黒海通して輸入できる諸国との貿易を確保したいとしている。