Russia : みちのく銀行にマネーロンダリング疑惑(ロシア)
ロシア国内で唯一銀行業を営むみちのく銀行が危機に面している。みちのく銀行の大道寺小三郎会長と原田和夫頭取の2人が経営の責任を取り辞任することを明らかにした。
同行は昨年92億円の赤字を出していた。ロシア金融当局では、みちのく銀行が日本人グループの資金洗浄に関わった疑いやロシアの会計基準を満たしていないことを同行へ通知していた。
当局では、今の所同行の破産や外部執行役員の導入などを請求するといったことは考えていないとしている。当局筋によると、みちのく銀行には今回の不祥事に耐えられるだけの資本があることから、今回の危機は乗り越えられると判断しているという。
みちのく銀行は1999年にモスクワで支店を開設し、極東のハバロフスク、サハリンなどで営業基盤を広げていた。