Russia : グレフ経済相,今年のインフレを8.5-10%と言及(ロシア)
経済開発商務省のグレフ大臣が18日、今年のインフレ率予測を同省としては8.5%-10%の範囲内になると示唆した。
ロシア政府としては、今年のインフレ目標率を8.5%としている。グレフ大臣によると、8.5%と言う数字は楽観的に捉えた場合の数字で、現実的には10%に近い数字になると予測されており、全ては夏季の間のインフレ率がどれくらいの数字になるかに掛かっている。例年では、夏季のロシアのインフレ率は、凡そ低い水準となる傾向がある。
昨年は政府予測の10%のインフレ率に対し、結果として11.7%のインフレ率を記録しており、旧ソ連崩壊後にロシアが毎年発表するインフレ目標率を達成したのは2003年一度だけとなっている。その時には12%をインフレ目標としていた。
政府関係者の間では、グレフ大臣以外にも目標インフレの達成に懐疑的となっている者も多く、財務局長のAlexei Savatyugin氏も月曜日に8.5%のインフレ目標については、理論的には可能であるに留めている。