Baltic State : 通貨切り下げは解決策にあらず!(リトアニア)
ELTAによると、リトアニアのDalia Grybauskaite大統領が通貨の切り下げはバルト3国にとって完全に無意味だと考えているという。
切り下げは意味を得ず、処方箋のない治療のようなものだと同大統領は見ている。
同大統領は、ユーロ導入のために何かを犠牲にしてまで導入を図る必要はないと述べ、なぜなら単なるユーロ導入がゴールではなく、ユーロによって金融システムが安定し、確かなものになることにより経済の再建が捗るからその導入を目指しているのだと説明した。
そして現状を生き抜くには、誰しもが傷つくような大幅な通貨切り下げか、もしくは大規模な給与引き下げのどちらかを受け入れなくてはならないとも述べている。