Baltic State : 6万人が無保険状態(エストニア)
地元紙Postimeesによると、国内で無保険状態にある国民が最低でも6万人もいるといい、彼等は緊急治療のみが受けられるだけに過ぎないという。
無職で失業登録をしていない市民が増加する今日、更に職を失う人は増え、同時に毎日のように無保険者(医療保険)も急増している。
エストニアの憲法では、医療保険に入っていなくとも最低緊急時の医療手当てだけは受けられる権利を国民は有している。
ここ最近では、無保険で来院し、治療を受けるものが増加し、彼等の医療費は有保険者に比べて17%ほど高価なものとなっている。
政府では、無保険者への医療補助金として今年1億1109万クローンを予算計上しており、この水準は昨年度よりも10%増加している。
現在、国内で無保険で治療が受けられる病院は、東タリン中央病院だけとされ、床数は25床に過ぎず、不足が顕著となっている。