Baltic State : ユーロ導入の遅れは住宅ローン借入者にとっては災難?!(エストニア)
経済ニュースBBNによると、住宅ローン金利が急ピッチで上昇していることからユーロ導入を急ぐ必要があるという。
欧州委員会は、銀行に対し融資する上で十分な資本金を有することの条件の厳格化を求める意向だとしている。
現在、エストニア・クローンはユーロとペッグされており、また、住宅ローンの90%がそのユーロ建てとなっている。
もし欧州委員会が銀行の自己資本の厳格化を図った場合、住宅ローン金利は一気に5%を超えると見られている。
既に同様の規制が求められると見通されていることで、Swedbankのクローン建て6ヶ月ものプライムレートは6.4%を付けており、同様のユーロ建てが1%に留まるのと相反する動きを見せている。
欧州委員会は来年もしくは再来年早々にも同様の規制を図る計画だといい、エストニアは2011年年初に是が非でもユーロの導入を達成することが求められることになる。