Baltic State : Swedbankに巨額焦付きの懸念?!(ラトビア)
英FTによると、ラトビアでローンシェア最大のスウェーデンの最大手銀行Swedbankがラトビア政府が導入を急ぐ住宅ローンの返済上限設定計画により巨額の焦付きに直面し、大きな損害を被るかもしれない。
同行に留まらず、ラトビアでローンシェアを大きく握るスウェーデン系の銀行は皆、今案が可決されれば、大きな損失を計上せざるなくなる。
Swedbankでは、もし住宅ローンの返済に上限が設けられれば、借り手は返済額が軽減されるが、その分貸し手としての銀行は損失を背負うことになり、そうなると今後、ラトビアでの融資業務は継続不可能になる懸念が高まると示唆している。
ラトビアでは、先週末に草案段階としながらも住宅ローンに苦しむ市民救済策として、ローンの返済額を一定範囲内に留めようといった提案がなされていた。
既にラトビアでは住宅価格が7割近く下落しており、現在、ローン額が住宅価格を下回る状況が深刻化している。