Russia : Vneshekonombank,56億ドルの約束手形(ロシア)
国営の大手銀行Vneshekonombankがやはりユガンスクネフチェガス買収資金を提供したのではという噂に信憑性が増してきた。
昨年末にVneshekonombankがノンバンクから約束手形の形で借り入れた金額が56億5000万ドル急拡大していたことを日刊紙のべドモスチが報じた。クドリン財務相も2月に同行がユガンスク社の買収に絡む資金提供を行った金融機関の1行であったことに言及していた。
ユコスの主要生産子会社であったユガンスク社を昨年末に無名企業バイカルファイナンスグループが93億ドルで落札し、後日国営のロスネフチが更にそれを買収していた。
これまでユガンスク社の買収資金が如何に調達されてきたかが不明とされてきており、これまで政府当局者の間でも中国が石油代金の前払い金として60億ドルを資金援助したとかロシアの金融機関各行でシンジケートローンが組まれたなどいろいろな説明がされてきていた。
ロスネフチ自身では、自社の子会社であるPurneftegaz、Sakhalinmorneftegaz、Stavropolneftなどから55億ドルの資金援助を計画していたと説明していた。
Vnershekonombankは28日、今回の56億ドルの約束手形についてユガンスク社落札資金の一部の為の資金援助であったか否かのコメントを拒否している。