Baltic State : 住宅オーナーにも有限責任?!(ラトビア)
LETAによると、ラトビア政府が住宅オーナーの法的責任を限定的に留めるように法律を改正する向きがあるという。
もし実際に法律改正がなされた場合、担保価値も大きくぶれる事になり、住宅ローンを提供する銀行にとっては大きな損失拡大の要素になりかねない。
Valdis Dombrovskis首相は、金融市場の情況や借り手の経済的問題を踏まえると、このままでは銀行は更にローンロスを抑える為に担保を借り手に課す可能性が高く、もしくは担保を損失補てんに売り払う事になりかねないと懸念している。
バルト3国ではスウェーデンのSwedbank ABとSEB ABが大手2行だが、既に両行ともローンの焦げ付きで財務内容が傷ついている。
既に銀行が融資したローンが住宅価値を上回るといった最悪の状態が進みつつあり、この第2四半期ではSwedbankで融資した案件の半数以上が担保価値(住宅の価値)を失っているという。