Baltic State : エストニアでフィンランド人がマネロン?!(エストニア)
LETAによると、フィンランド警察がKeski-Pohjanmaa地域に住むフィンランド人事業家がエストニアを介し200万ユーロ(約2億7000万円)の横領を行っていたとして捜査を進めているという。
今回のマネロン(資金洗浄)の嫌疑は、07年から09年に渡り行われてきたとされている。
フィンランドのVaasa警察は、この2年半の間にエストニアを介して疑いのある送金が何度も確認できているとし、全ての送金はエストニア国内の2つの銀行口座を介し、引き出しは全てエストニア国内にあるATMから行っていたという。
最終的にATMから引き出された現金は、船でフィンランドへ持ち出されていた。
今回検挙されたマネロンスキームは、エストニア国内に何社も関連企業や建設会社を立て、各社間でマネロンを行っていたと警察では見ている。
マネロンで検挙されたのは30歳のフィンランド人で、脱税や粉飾決算などで起訴されることになっている。
事業実態がなくただいくつものペーパーカンパニーを立てるような事業家へは厳しい目があてられており、今後はエストニアもそういった事業家へは捜査を始めると見られている。