Baltic State : 失業率、急上昇!雇用不安が急拡大(エストニア)
Eurostatによると、エストニアの失業率が急上昇し、17%に達したことが判明した。
エストニアの失業率の水準は、経済危機に見舞われているラトビアのそれよりも0.2%低い水準に過ぎないところまで肉薄している。
エストニア、ラトビアを上回る失業率を欧州で記録しているのは、スペイン1カ国で、そのスペインの失業率は18.1%と約2割近い水準にまで悪化している。
エストニアの失業率は、年初には4.6%に過ぎなかったが、これが今では17%にまで悪化した。
ラトビアでは年初には6.4%の失業率であったものが17.2%にまで上昇し、同様にリトアニアでも年初の5.1%から15.8%にまでそれぞれ急上昇となっている。
欧州では、オランダやオーストリアでは失業率は3.3%、4.4%と依然、低い水準を維持している国もあるが、総じて各国とも就業環境は日々悪化し、更に悪化は避けられないと見られている。
現在、エストニアの失業基金に失業登録している失業者数は7万208人で、就労年齢人口の10.7%相当となっている。