Baltic State : 貧困生活を強いられる年金受給者達(エストニア)
英ガーディアンによると、最新のEurostatによるデータでは、エストニアの年金受給者の生活水準が、実に33%で貧困水準にあるという。
33%という水準は、建国以来、最低の水準で、ラトビアもエストニア同様の33%と厳しい結果となった。
欧州諸国を見ると、イギリスで30%と高く、欧州平均でも19%程度となっている。
貧困水準は平均給与の60%から更に5%減らした水準で暮らすものとされ、エストニアのこの第1四半期の平均給与は1万2147クローン(約10万6000円)であったことから7000クローン(約6万1000円)前後の所得でで貧困生活とされてしまう。
年金受給者の多くが7000クローン(約6万1000円)以下しか所得はない事から、年金受給者は皆貧困生活にあることにある。
昨年度の就業年齢における給与水準では、同人口の50%強が月に6884クローン(約6万円)しか所得を得ておらず、これに照らし合わせると、33%どころか半数以上が貧困生活を強いられている事になる。