Baltic State : 銀行危機はこれから?!(リトアニア)
ELTAによると、リトアニアの銀行業界はこれから更に悪化するだろうと中央銀行総裁が示唆したという。
これまでに銀行各行は6億2800万リタス(約244億9200万円)に上る焦げ付きを計上しており、その損失は更に増えると見られている。
Reinoldijus Sarkinasリトアニア銀行総裁は、銀行危機はもうすぐそこまで来ていると述べ、金融危機はこれからが本番といったことを示唆している。
中銀によると、上半期の融資の損失は既に20億リタス(約780億円)に上っており、銀行の収益を食潰しているという。
しかしながら、資本不足などの危機は今の所ないと見られている。
リトアニアの銀行市場の80%以上をSEB、Swedbank、DnB NORDの3行で占めており、資本不足が懸念されれば、本国から資本注入されることになる。