Baltic State : 大統領発言でアイスクリーム戦争勃発か?!(エストニア)
地元紙Õhtulehtによると、エストニアの地元アイスクリームメーカーPremiaとBalbiinoがToomas Hendrik Ilves大統領に自社アイスクリームのサンプルいくつかを贈呈したという。
同2社は、同大統領がアイスクリームはエストニアのものよりもラトビアのものの方が美味しいと語ったということで、地元製のものをもっと知ってほしいということからこういった行動に出たと説明している。
Ilves大統領は、Võruを訪れていた際、ラトビアとの国境を行き来する大衆を前に『ラトビアのアイスはエストニアのアイスよりもいい』と語っている。
この報道を聞きつけたBalbiinoとPremiaの2社は、大統領官邸に早速いくつかのサンプルを贈ったといい、Premia Tallinna Külmhoone ASのKuldar Leis代表は大統領にも美味しいアイスクリームをがエストニアでも生産されていると認めてほしいとして、贈ったことを説明した。
エストニアでのエストニア産アイスクリームの市場シェアは70%で、ラトビア産が0%である一方で、ラトビアではエストニア産のアイスクリームの市場シェアは20%に達している。
アイスクリーム業界では、エストニア企業がエストニアで雇用機会の創出や納税をしているにも拘らず、隣の国の商品を奨励することに反発する意見も出ているという。