Baltic State : 通貨切り下げは論外?!(ラトビア)
バルティックタイムズによると、政府アドバイザーのBengt Dennis氏が言及した通貨切り下げの可能性について、Valdis Dombrovskis首相が切り下げは選択肢にないと述べている。
Dennisアドバイザーは、『先に通貨の切り下げはもしかすると明日にも起こりうることだし、数か月先のことかもしれない。今後のことは不確かだが、切り下げがあるのかないのか、もしくはされるなら如何にされるのかなどを議論するときにある』と語っていた。
同様にMareks Seglins法務相も切り下げは予定にないが、選択肢ではあると玉虫色のコメントをしており、もし実際に切り下げた場合の損失と利益について財務省も中央銀行もそれぞれ試算すべきだとも述べている。
首相がどれ程切り下げを否定する言葉を発していても、既に民間の銀行では通貨切り下げた場合のシナリオを準備しているとも言われており、ますます通貨切り下げが現実的なものになりそうになってきた。