Baltic State : ユーロに固執すれば景気回復は更に遠のくのでは?(エストニア)
経済ニュースBBNによると、デンマークの欧州社会民主党のPoul Nyrup Rasmussen代表が個人的な意見としながらもエストニアは2011年のユーロ導入に固執するべきではないと述べており、そのような早急な導入時期を目標とすればエストニアの景気回復は2年から3年は先延ばしされかねないという。
Rasmussen代表は、早急な導入時期の設定は基本的な条件事態を変更されかねないとし、今のような危機に直面している最中にそのような努力を断行すれば状況は更に悪化しかねないと警鐘した。
また、同代表は、現状では、ユーロ加盟国で実際に加入条件とされる財政赤字がGDP3%以下に留まっているのはルクセンブルグの1カ国に過ぎず、無謀な挑戦に取り組むべきではないと述べている。