Baltic State : 通貨切り下げでも融資の焦げ付きは心配無用!(エストニア)
経済ニュースBBNによると、大手銀行SEBのAnnika Falkengren総裁がもしバルト3国が通貨切り下げを実行に移したとしても、スウェーデンの銀行に融資の焦げ付きは広がらないとして、通貨切り下げ論を後押しするコメントを発している。
同総裁は、損失自体は拡大し、直面し難いとしながらも、大きな問題にはならないとしている。
また、同総裁は、融資の焦げ付きは早かれ遅かれ総額ではほぼ同様の規模に上るとして、もし通貨切り下げが実施されなければ、経済の回復は更に先延ばしとなり、苦痛は更にひどいものになり兼ねないと語っている。
通貨切り下げはバルト3国政府が決定することで、銀行がどうのこうの言う問題ではなく、バルト3国で最大のシェアを誇るSwedbankはすでにこの状況で長期間融資の焦げ付きに苦しんでいると同総裁は指摘している。
先月、SEBは第1四半期の収益が25%減少したと発表しており、主に融資の焦げ付きが収益を棄損したとされている。