Baltic State : 不動産市場は今が底?!(エストニア)
地元紙Äripäevが不動産関係者等が異口同音で不動産市場は、今、底を打ったと見ており、新たな成長の傾向が見て取れると述べていると報じた。
大手不動産仲介Uus Maa KinnisvaraのJaanus Laugus代表も最近外国人投資家がエストニアに戻り始めており、不動産投資に興味を示し始めていると述べている。
更にLaugus氏は、この所の不動産市場は久しぶりに活発な動きを見せているとし、今後、どういった動きになるのかは予測できないが、今のトレンドは明らかに上昇基調にあると語った。
不動産市場は既に底もしくは極めて底に近い所にあり、実際、不動産価格は07年4月頃の価格から50%は下落し、投資するにはいいタイミングでもあると同氏は市場環境を説明する。
しかしながら、一方で不動産市場に悲観的な見方をする専門家も多く、アナリストのTõnu Toompark氏の様に毎月の様に業界関係者は不動産市場に灯りが燈ろうとしているとかいい傾向が見て取れる
とか言った期待に基づいた発言が多々メディアで取り上げられているとして、不動産関係者の市場誘導に噛みつく声も聞かれる。
冷え込んだ市場が上向いているのかは更に数か月間の市場状況の観察が必要だが、09年4月の不動産売買件数は3582件と08年4月期の9000件からは4割にも満たない取引に終わっている。