ラトビア商業銀行組合のレポートによると、09年第1四半期に国内の銀行資産は4.2%増加した9億200万ラッツ(約1659億6800万円)に達したという。
銀行資産は、昨年同期には222億400万ラッツ(約4兆855億3600万円)であったとLETAが報じている。
昨年第4四半期比では、銀行資産そのものは4.5%減となる10億3900万ラッツ(約1911億7600万円)も減少した。
08年第1四半期との比較では、国内の8銀行で資産を減らしていたが、資産を減らした銀行は、年末には15銀行まで広がっった。
国内最大の資産を誇るSwedbankでは、資産は昨年の第1四半期比では5.7%増の50億7900万ラッツ(約9345億3600万円)となったが、08年第4四半期比では3.7%落としている。
競合のSEB bankaの資産は30億2400万ラッツ(約5564億1600万円)で08年第1四半期比では変動はないが、第4四半期比では0.1%の減少となった。
第3位のNordea Bank Finlandのラトビア支店では、資産総額は22億8200万ラッツ(約4198億8800万円)で、08年第1四半期比で23%増、そして第4四半期比で1.8%減少した。
その他に対08年第4四半期比で資産を減らしたのは、Latvijas Krajbankaで16.8%減、 DnB/NORD banka3%減、Rietumu banka3.2%減、Norvik banka5.1%減、Danske Bankのラトビア支店11.1%減、 Latvijas tirdzniecibas banka(現LTB Bank)32.2%減、PrivatBank3.4%減、Latvijas Biznesa Banka2.2%減、SMP Bank19%減、Allied Irish Banksのラトビア支店0.4%減、VEF banka16.2%減、Skandinaviska Enskilda Bankenのリガ支店63.5%減などであった。
一方で資産を増加させたのは10行あり、Aizkraukles bankaが0.2%増、Latvijas Hipoteku un zemes banka2.9%増、UniCredit Bank2.3%増、GE Money Bank0.2%増、Trasta komercbanka 7%増、Baltic International Bank21%増、Regionala investiciju banka11.9%増、Baltikums10.4%増、Latvijas Pasta banka23.1%増、Svenska Handelsbanken ABのラトビア支店72.6%増であった。
国内系最大のParex bankaの資料については、金融資本市場委員会が規制をかけているため、資料の開示がなかった。