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Baltic State : エストニアも為替の変動相場制を熟考すべき時!(エストニア)
投稿者: 編集部 投稿日時: 2009-2-23 2:00:00 (877 ヒット)

LETAによると、世界の主要通貨が変動相場制を採る中、中東欧通貨も同制度が採用されている通貨ではここのところ大きく為替が下落している。

エストニアが海外貿易を行う上で最も大切な通貨は4つあり、それらは米ドル、英ポンド、スウェーデン・クローナ、露ルーブルとなっている。

しかしながら、既にこれらの通貨はユーロとペッグしているエストニア・クローンに対しては10〜20%も価値を落としており、エストニア・クローン高となっている。

このクローン高では、支払いは軽減されるが、商品の競争力が大きく落ちることで輸出産業はやっていくことは極めて厳しくなる。

昔、競争力を無くしたスウェーデンやデンマークでは通貨切り下げを行うことで輸出力を高め、現在の経済を繁栄させてきた。

今のままでの通貨高では、誰も高価なエストニア産の商品を強いて購入する謂れはなく、自国産のものや更に安い価格で商品を提供する国からの輸入を拡大させるのは当然で、そろそろエストニアも近い将来の経済の復活を踏まえて、変動相場制の導入も議論すべきところに来ているのではないだろうか。

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