Baltic State : 所得税引上げ論が活発に!(エストニア)
定額税率の成功で世界からも注目されたエストニアの税体系だが、ここにきて歳入不足が顕著となったことで野党の間で税率の引上げ論が活発になっていると地元紙Postimeesが伝えている。
中央党は3日、この経済危機は税率引き上げには最適な理由になるとし、累進課税の導入を議論するべきだと発表した。
この不景気で法人税や所得税は100億クローン(約740億円)減少してしまった。正に今、税制を改めて議論すべきだと同党は述べている。
また、中央労組のHarri Taliga代表は、財政収支のバランスを取る為には、所得税/法人税を引き上げるほかはないと語り、その他からも公務員給与の引下げ、年金支給額の引上げ延期、2250クローン(約1万6650円)の税控除の撤廃なども提案されたという。