Baltic State : 減価が止まらない企業価値!(エストニア)
企業価値の下落が止まらない。経済が好調を維持した頃の企業価値は日を追うごとに増していたが、今、同じものを査定すると、一体幾ら資産は価値を無くし、企業はどれ程の価値を有しているのだろう。
地元紙Äripäevによると、企業は銀行への返済に困窮し、同時に資産が減価してしまった為、更に返済が困難になっている。
企業価値の減価は、特に不動産価値の暴落が大きく影響し、如何に不動産バブルにより資産そのものが過大評価されていたかが窺える。
大手不動産開発のEesti Ehitusは、不動産投資の評価価値の見直しを始めているが、同社では、今、不動産の評価価値を試算するのは極めて困難だと示唆している。
また、競合のMerko Ehitusが所有する不動産の多くは2006年以前に取得したもので、不動産価格が2005年頃にまで下落しない限り、実際には価値評価の見直しをする必要ないという。