Baltic State : 新築マンション価格はソ連式住居よりもお安く!(エストニア)
地元紙アリパエブによると、大手住宅会社Merko、Arco Vara、YITが推し進めるマンション販売キャンペーンで、新築マンション価格は過去最低の水準にまで下落している。
最大手Arco Varaは25日にタリン中心近くのKodukoldeに建設したマンションの価格引き下げを発表し、新価格は元値の34%引き、即ち90万クローン(約711万円)の値引きを断行した。
これにより全てを売り切れば、販売価格は2300万クローン(約1億8200万円)にのぼる事になる。
実際、新築マンション価格を3割4割と値引きをした場合、価格から言って、1991年以前に建設されたマンションよりも安くマンションを購入できると言う事になる。
NCC Ehitusが売り出したViimsiの新築マンションも売値は1平米1万7500クローン(約13万8250円)で、この価格だとソ連時代に建設された物件の改装済み物件よりも安いということになる。
最大手の一角Merkoも今週売り出し中の3つの物件で3割から4割の値引きを行うことを発表している。
完全に不動産購入希望者が市場から消え去った今、建設会社も建設コストを割ってでも少しでも資金の回収に回りたいという想いが強く、今後は更に値下げ合戦は激化し、家具付き、家電付きは当然という不動産市場が構成されると見られている。