Russia : 大揺れのユコス社(ロシア)
20日、ユコス社は19日の無名企業によるユガンスク社の落札を受けて、石油の減産を余儀なくされることを明らかにした。
多くの投資家の間では、全くの無名で会社の存在の確認すら出来ないバイカル社(Baikal Finance Group)によるユガンスクの落札について、どうやってそんな企業が93億7000万ドルを調達しえるのかが焦点となっている。20日深夜においても、Tverに登記されているバイカル社の詳細は明らかになっておらず、ユコス社の石油生産が今後どうなるのかが問題視され始めている。
ロシア政府が落札で得た資金は、ユコス社への追徴課税の一部にしかならず、今後ほかの生産施設へ争点が移り、ユガンスク同様に競売に入るか否かが注目される。
また、ユコス社では、19日日曜日の入札はアメリカの連邦破産裁判所の命令に反した行為であり、直ちに法令順守を求め、ユコス社は落札企業に対して法的手段を講ずることに言及した。