Russia : 小麦備蓄放出も(ロシア)
ロシア政府が価格高騰が続き、既に価格が2倍に達した小麦の備蓄を放出する方向にあるとAlexei Gordeyev農業相が示唆している。
小麦の国内価格は、1トンあたり7月始めには3400ルーブル(133ドル)であったが、現在既に5900ルーブルにまで上昇している。政府は、今年の小麦の生産高予測を240万トン増加した7600万トンとしているが、市場価格の上昇を押さえるにまでには行かないようだ。
同相によると、現在ロシアには150万トンの備蓄があるが、たとえ備蓄分を放出しても市場を冷ます効果が何処まであるかは期待できないと見られている。
政府は、2003年〜04年時の前例を踏まえて、小麦価格が1トンあたり6500ルーブルに達した時点で備蓄を放出する意向としている。