Baltic State : 乳製品の輸出価格、大幅上昇(ラトビア)
ラトビアから第3国へ輸出される乳製品価格が値上がりを続けている。輸出量の削減で、価格がつり上がる構図となっている。
輸出価格が値上がりする一方で、酪農業界では、国内向けの牛乳価格は据え置く方針を決めている。
JSC Rigas Piena KombinatsのLiga Rimsevica氏によると、輸出量を削減することで、余剰が出るとの期待もあったが、国内向けの価格は据え置かれ、一方で輸出価格の引上げを買い取り業者には請求しているという。
JSC Smiltenes Piensでは、ロシア向けのチーズ価格を1キロあたり0.33ラト引き上げた一方で、輸出量はこれまでの60トンから30トンにまで半減させている。
EUからの規制によりラトビアではこの6月15日から乳製品の輸出枠が制限され、これによる輸出量の低下を値上げで対処するというのが現状となっている。ただし、EUからの助成金も受けられることになり、必ずしも業者にとってはマイナス要因ではないとの超えも上がっている。