Baltic State : 格付け会社S&P、経済見通しを引き下げ(エストニア)
格付け会社大手のスタンダード&プアーズ(Standard & Poor's)がエストニアの経済見通しを安定からネガティブへ変更したことを発表した。
同社によると、下方修正となった今回の見直しは、エストニアが外部債務の急増を背景としたハードランディング懸念が最高に達していることから見通しを下方修正せざる得なかったとしている。
エストニアの経常赤字は07年度にGDPの17%に達すると試算され、インフレ率も6%近いと予測されている。
同社の見通しでは、経常赤字は少なくとも08年まで継続すると見られ、対外的な流動性は脆弱性が見て取れると指摘されている。