Russia : ConocoPhillip社、LUKoil社株7.59%へ入札(ロシア)
LUKoil社のCEO Vagit Alekperov氏は昨日14日、アメリカの石油大手 ConocoPhillips社がロシア政府所有分である7.59%の同社株購入へ入札を入れることがはっきりしたと明らかにした。
政府は、9月29日に同社の株式をオークションに掛ける予定でおり、開始価格は19億3000万ドルから。
Alekperov氏は、私見としながらも、「Conoco社はLUKoil社がもつ膨大な埋蔵量を求めて株式数を最終的には25%近くまで上げて行きたいとしている」と語った。
しかしながら、現在のところLUKoil社は、同社所有分の株式の売却は計画していない。
入札規則では、入札には2社以上が必要とされており、この点が問題視されている。
LUKoil社とConocoPhillips社は、極圏では既にジョイント事業を進めており、欧州での精製事業を共同で進めていくものと見られている。
また、LUKoil社は、ライバルであるYukos社からバルト地域で唯一とされるリトアニアの精油所Mazeikiu社の買収を計画しており、Yukos社は売却資金で追徴課税の一部の支払いをするものと見られている。