Baltic State : バイキングライン、タリンクと本気でシェア獲得競争へ(エストニア)
スウェーデンのフェリー会社バイキングライン(Viking Line)がバルト海の旅客船ビジネスでシェアトップのタリンク(Tallink)と真っ向勝負に挑む姿勢を示唆している。
タリンクは、競合のシルヤライン買収によりシェアを高めることに成功したが、同時に大きく債務を広げている。昨年の乗船者数は650万人に上り、バイキングラインの560万人に100万人余りの差をつけている。
タリンクは実際に9億ユーロの債務を抱えており、一方のバイキングラインは、長らく大型投資をしてこなかったことで、財務内容は健全を保っている。
ここにきてシェア獲得を目指してバイキングラインでは2億ユーロを投資していくという。バイキングラインは、今でも築20年のフェリーで航行を続けている。