Baltic State : 米裁判所、インサイダー取引に1億7000万クローンの罰則(エストニア)
アメリカの裁判所がエストニアの投資銀行LHVの元デーレーダーOliver Peek氏に1億7000万クローン(約17億円)の罰金を支払うように請求した。
Peek氏の罪状は、違法に得た情報により株売買で収益を得ていたという。
裁判所では、LHVに対しても760万クローン(約7600万円)を賠償金として請求している。
数ヶ月前に米証券取引委員会(SEC)が米裁判所に対してLHVのオーナーであるエストニアのバンカーRain Lohmus氏の口座、7800万クローンの凍結を請求していた。SECは、同氏へは訴訟を起こしていなかった。
インサイダー事件では、Oliver Peek氏、Kristjan Lepik氏、そしてLHVが公表前の情報を利用して数百万もの収益を得ていた。
Lepik氏は司法取引に応じ、利益を上げた資金670万クローンを返却したことで罪状から免れている。同氏は、裁判に突入すれば賠償金が2000万クローンにも達するとの見方から、早々に司法取引に応じたと述べている。