Baltic State : ドゥルジュバ・石油パイプライン、廃止が決定(リトアニア)
ロシアの日刊紙コメルサントがこれまでリトアニアに石油を供給し続けてきたドゥルジュバ・石油パイプライン(Druzba Pipeline)の利用が停止することになると報じている。
パイプライン調査の結果、同パイプラインの多くで修理箇所が見つかり、実際には全てを作り直さなければならないほど問題が深いという。
この23日にロシア環境・工業・核・監督局(Rostechnadzor)がUnechiaからPolockまでの同パイプライン上に8000箇所近い問題を発見したと発表している。
レポートによると、パイプラインは既に厚さが足りず、あちらこちらに硫黄が許容量を超えているという。
実際に問題箇所は、パイプライン全体の95%から発見されている。同パイプラインはこれまで年間1500万トンの石油を輸送してきたが、パイプラインを管理する露トランスネフチが再構築の意思がないことから、同パイプラインはこのまま使用停止されることは間違いない状態となっている。