Baltic State : 所得平均、都市部でもギャップが拡大(ロシア)
モスクワの所得平均が06年度に22%増加した3万400ルーブル(1180ドル)となった一方で、首都の中でも高額所得者と低所得者との間で所得格差が過去にない規模にまで拡大していることをモスクワ市統計局が明らかにした。
6月~9月にかけて、モスクワ市人口の上位10%の平均給与は下位10%の市民等の平均所得よりも49倍も多い所得を得ていたという。
上位10%の高額所得市民等は、毎月、平均12万9700ルーブル(5000ドル)の所得を得ており、一方でモスクワ市民人口の17%が最低貧困水準とされる月5120ルーブルを下回る所得しか得ていなかった。
所得中間層となる市民等は、人口の30%にあたる総数約300万人で、月1000ドル強の所得を得ているという。
高額所得を得ていた市民等は金融業がトップで月平均4万5000ルーブルの所得を得た一方で、最低所得は、公務員となる教員職が月1万3700ルーブルを得ていた。