Baltic State : 保有エストニア航空株売却も(エストニア)
政治家の間で国家が保有するエストニア航空株約37%を売却することを決めるべきだとの声が高まっている。
売却の声が高まっている背景には、同社が期待に沿った事業運営にあるとは言えず、約49%の株式を保有する大株主SASがエストニア航空を今後どう戦略を立てて事業拡大を図っていくのかなどのビジョンを示せない限り、株式の保有は意味がないととの判断に基づいている。
株式保有上位3者は、約49%のSAS、エストニア政府約37%、投資銀行Cresco約17%などとなっている。
最近ではエストニア航空の質の低下が懸念される声も上がっており、事業の見直しを含めてSASの出方を見ることになる。実際にエストニア航空は昨年損失を計上している。