Russia : 企業の株式公開が政府の金融政策に影響(ロシア)
続々と株式公開を続けるロシア企業が中央政府の金融政策や与信政策に大きな問題を及ぼしているとロシア銀行のKonstantin Korischenko副頭取が示唆している。
同氏によると、最近の株式公開で海外の投資家等がロシア企業へ強い興味を示しているのは明らかで、特に金融産業への興味は注意深くその動向を診ていく必要があると指摘している。
ロシア企業によるIPOで、海外からの資金流入は益々増加する一方で、ルーブルの需要も大きく伸びている。同氏は現状の懸念材料として、ロシア市場は、世界市場と比較しても依然発展途上段階にあり、多くのハードルをクリアしていかなくてはならないと市場の改革が必要だと強調している。