Baltic State : バルト3国初のアジア直行便就航か(ラトビア)
ラトビアのナショナルフラッグAirBalticが中国へ直行便を設ける事を計画している。
同社では、ボーイング757を借り受け、最大7700キロ先へ最大228人の搭乗客を乗せて直行便を就航させたいとしている。因みにリガ-北京の飛行距離は6517キロ。
Ainars Slesers運輸大臣は、同社の52%の株式を保有するのは国家であることから、新規ルートの創設は注意深く熟慮する必要があると示唆している。
ただし、もし中国路線が開設された場合、空路シベリア路線を介する際、年間約95万ドルの支払いを余儀なくされるという。2機を就航させたとすれば、計約200万ドルが必要となる。
英国航空のフィンランド及びバルト3国支局長であるTom Anderson氏は、このような路線にそれ程の需要が見込めるとは想像できないと否定的な意見に言及しており、フィンランド航空がフィンランド-中国路線を拡大させている背景を、あくまでも商業ベースで2カ国のビジネス量に順じて就航を決めているとラトビアと中国を結ぶ路線にそれ程の魅力があるのかは懐疑的だとしている。
今懸案は、今の所、観光客頼みであれば収支が合わないと企画倒れで終わるのではとの意見が占めている。