Baltic State : 07年度にインフレ率は上昇(リトアニア)
スウェーデンの大手銀行SEBが07年度中にこの10年間で最高のインフレ率をリトアニアが記録するという見通しを示唆している。
同行によると、リトアニアのGDPは減退し始め、経済のファンダメンタルズも変更を余儀なくされることになるという。
同行では、リトアニア経済は既にピークに達し、07年〜08年度にかけて減速傾向を強めると見ている。輸出高は、輸入高が急拡大を続ける一方で減少すると予測されている。
金利上昇、与信の悪化などが国内消費を覚ますことになると同行の最新レポートの中で紹介している。
これらの変化は徐々に進められるとの見通しを示しており、急激な経済の大減速は発生しないとの見通しについても言及している。
今年、インフレ率は過去10年で最高となる4%もしくはそれ以上を記録すると見られ、物価は高騰する天然ガス、暖房、電力などの価格上昇やタバコへの課税、人件費の上昇などがインフレに油を注ぐという。