Baltic State : 不動産の高騰は銀行と開発業者の悪巧み?!(エストニア)
エストニアの公共部門コンサルタントを営むRaul Kalev氏が不動産の高騰は銀行と開発業者の協同により創出されたと示唆している。
Kalev氏の見立ては、不動産価格は決してエストニア人の所得が大幅に増加したことからではなく、銀行や不動産開発業者、投機家等が関与して作り上げられたものだという。
Kalev氏曰く、エストニア市民は、銀行や不動産開発業者等から『もし今日、不動産の購入予約を入れなければ融資を受けることも出来なくなる』と言われ購入を半ば強制されたことで不動産購入を決めた者が多いのが実状らしい。
また、同氏は、銀行は実際に借り手がローンを得るに足る定期収入を示す過去3ヶ月間の所得証明書類すら準備出来ないのに融資を続けたと指摘している。