Baltic State : パレックスバンク資産,米SECが300万ドルを凍結(ラトビア)
アメリカの証券監督局(SEC)がパレックスバンク(Parex Bank)の米国内の証券口座にある300万ドルを不法取引の疑いで凍結したことを明らかにした。
SECによると、同行がアメリカのE-Trade、TD Ameritrade、他数社内に保有する証券口座を使ってナスダック上場会社15社の企業を売買対象とした株価操作の疑いがあるとして口座を凍結した。
アメリカの証券会社に開設した口座全てをあわせると最低73万2941ドルの不法利益があった一方で、証券各社には200万ドルの損害を与えたという。
SECでは、確認不可な外国人投資家等がナスダックに上場する15社の株式を2005年12月から2006年12月までの1年間パレックスバンクの証券口座を介して株価操作をしていたと見ている。
SECの調査で明らかになったのは、株式の売買を行っていた口座の所有者等は、ロシア籍、リトアニア籍、ラトビア籍、英バージンアイランド籍などであった。
株価操作に使われた証券会社は、E-Trade 、TD Ameritrade、Charles Schwab、Scottrade、Vanguardなどで、利用された証券口座数は約40口座にも上っている。