Baltic State : ライアン航空,覚書への署名を拒否(エストニア)
低価格航空最大手のライアン航空がエストニアの経済省との間で協議していた就航協議が、最終的にタリン空港の発着料金を引き下げるとする確約を得られない状態では覚書にも署名できないとして合意に至らなかった。
タリン空港はライアン航空にタリンへの就航を長らく願っていたが、同社としては空港の発着料金が大幅に引き下げられない限り就航は有り得ないとして今回の協議が実質的に破断したことを匂わせている。
省代表者等によると、エストニア政府としては、一部の航空会社だけを優遇するような対応は出来ないという立場を貫いているという。
タリン空港は120億クローン計画を打ち上げ、滑走路や搭乗ターミナルの改修を始めており、完成は2008年夏を予定している。