Russia : スベルバンク,株価下落で市場調達目標76億ドルも不可能か(ロシア)
スベルバンク(Sberbank)株が世界的な株価下落に引きずられるように下落したことで公募に参加した投資家等が公募を中止する可能性が高まっている。
スベルバンク株は当初の公募予定下値をも下回る水準にまで下がってしまった。
投資家等には最終的にまだ2週間の支払猶予があることから、金融機関らは今後の株式市場の流れを判断する上で3月21日の最終日まで状況を見ることを推奨している。
スベルバンク株は2月21日に8万9000ルーブル(3394ドル)で第2次放出を計ることを同行では決めていたが、5日の株価が公募価格を一時3000ルーブルも下落したことで公募価格が高すぎるのではとの声が出始めている。
5日の同行株は取引終了間近に突然値が大きく上昇したことから、不気味な資金の流入も噂されている。
スベルバンクでは、もともと350万株の放出で120億ドルを市場調達する意向であったが、最低でも76億ドルの調達に目標を変更させている。