Russia : 証券市場,3日間で10%の下落(ロシア)
ロシアの証券市場が、世界的な株価下落に足を引っ張られるように値を下げ、少なくともあと1週間近くは尾を引くのではとの声が市場参加者の間で飛び交っている。
RTS市場もMICEX市場も共にこの3日間でほぼ10%近い下落を記録した。
世界的な新興国経済に対する信用不振や先進国での株価調整が相伴い今回の下落が発生したと見られるが、丁度昨年5月6月にも同様の株価調整があったことを思い出せる株価調整となった。
当時は、RTS市場はほぼ3分の1の価値が5週間程の間に市場から消失し、市場が回復するのに8週間ほど要している。
前回と今回の違いは、今回は石油価格が安定しており、株価下落を支える役目を担っている点にある。
しかしながら、下落が最大となった木曜日にはガスプロム及びルクオイル株はそれぞれ4%下落し、スベルバンク株は水曜日に7%近い下落を経験した。