Baltic State : オリンピックカジノ,競合他社を買収(エストニア)
オリンピックカジノ(Olympic Entertainment Group)が競合のクリスティーンカジノ(Kristiine Kasiino)を親会社であるKC Gruppから2億5100万クローンで買収したことを1日発表した。
買収手続きに入る前にエストニア競争管理当局から買収の承認を得ることになる。
オリンピックカジノは既にエストニア最大だが、クリスティーンカジノを買収することで事業基盤を強化する狙いで今回の買収を決めている。
これまでにクリスティーンカジノは政府の規制強化に沿ってカジノ事業から撤退し、会社資産を不動産事業に注力し、事業換えも視野に入れていた。
オリンピックカジノによると、クリスティーンカジノが運営するカジノ11店舗は引き続き事業は続けていき、1年以内にロゴをオリンピックカジノへ付け替えていくという。
2006年末までの両社の市場シェアは、オリンピックカジノが34.4%、クリスティーンカジノが7.2%であった。今回の買収が承認されれば、オリンピックカジノの市場シェアは41.6%に上ることになる。