Russia : ロシアでM&Aが急増(ロシア)
外資系によるM&Aが急増している。国内のM&A市場は過去4年間に計887億ドルに達し、その殆どが外資系銀行によって帰結しているという。
ロシアM&AインテリジェンスのDmitry Putilin代表によると、この4年間にM&A市場は急速に拡大し、計181件の取引があり、総額では887億ドルに達した。
05年には55件のM&Aがあり、340億ドルの取引があった。買収合併件数は06年度も59件あったが、総額自体は05年度期比で8.2%減の312億ドルに留まった。
M&Aで最大規模を誇ったのは石油ガス業界で、M&A39件で510億ドルを記録している。1件平均も13億ドルと規模の大きさが見て取れる。次いで鉄鋼業界が10件のM&Aで総額156億ドルの取引高となった。
M&Aには外資系銀行の活動が活発で、外銀によるM&Aは1件平均17億ドルといった大規模取引が多く、一方で国内銀行によるM&Aでは平均は3億ドルに過ぎない規模に留まっている。