Baltic State : 株価調整か?(リトアニア)
1週間続いた買い相場が8日寄付きから唐突に崩落し始めた。ヴィルニス証券取引所の株式はほぼ全てが大きく値を崩している。
インデックスは13時までに1.43%下がり、市場を牽引してきたTEO LTが何とか下げ幅を維持しているのとは対照的にUkio Bankasは5.0%下げ、株価を4.56リタスの水準まで落としている。8日の最安値は4.50リタスで長らくこの水準にまで落とすことはなかった。
14時の取引終了時点では5社が値上がりし、28社が値下がりした。インデックス自体は-1.52%で取引を終えている。
TEO LT株は2.97〜3.04リタスあたりを上下し、比較的安定した値動きとなっていた。しかしながら、午前中に機関投資家間で1株2.85で大量取引されたことから将来的に同社株が下がる可能性もあるとの懸念がもたれている。