Baltic State : 生産性が上がらず苦悩するエストニア人(エストニア)
今日のエストニア経済は丁度1980年ごろのフィンランドに位置している。エストニア人はEU諸国の中でも最も就労時間が長い部類に入るが、その生産性はというと依然欧州の先進国からは遠く及ばない。
世界生産性調査によると、フィンランド人のサービス対価は、GDPに対して、1時間当たり45.33ドルに匹敵する一方で、エストニアのそれは約20ドル程度に過ぎないという。
この水準は、実際に1978年のフィンランドに相当する。