Baltic State : リトアニア経済も減速が明確に(リトアニア)
リトアニア経済が06年第4四半期に05年年初以来の低い伸びとなり、今後もこの流れが続くと見られている。
経済減速は不動産市場の冷却化や工業生産高の減少などによると見られている。
第4四半期のGDPは6.3%に留まり、昨年第3四半期の6.4%からも減速傾向が窺える。
経済の減速傾向は、6月に欧州委員会が07年1月1日のユーロ導入を却下したことで不動産市場に影響を与えたと見られる。工業生産高の減少は、12月の暖冬により、エネルギー需要が低下したことが挙げられる。
第3四半期の6.4%成長もラトビアの11.8%、エストニアの11.3%と比較してもほぼ半数にあたり、ユーロ導入を急いだつけとの声もある。