Baltic State : リガ地方裁判所,中堅銀行Ogres komercbankaの破綻宣告(ラトビア)
リガ地方裁判所が中堅銀行のOgres komercbankaの破綻を勧告したことを金融資本市場委員会が23日発表した。
同委員会のAndris Rukmanis弁護士は、同行の清算人に指名されたことを明かしている。今回の決定は、最終決定で、銀行側からの控訴は受け入れられない。
同委員会は既に銀行免許の剥奪を決めており、06年12月21日に預金者保護として銀行資産の清算を求めていた。
同行の破綻までには、銀行書類の偽造や常識的な運営システムの構築などが出来ないことで破綻宣告は間違いなしと見られていた。
銀行資産は、06年6月末の時点で2億403万6000ラトとなっており、1億7793万3000ラトの預貯金があった。銀行資本と準備金総額は656万2000ラトであった。
06年度は、上半期には43万2000ラトの収益を上げており、その詳細は金利収入236万8000ラト、金利支出103万ラトなどとなっていた。
金融当局は、同行の不正融資疑惑や使途不明金の扱いが違法との判断で今回の銀行清算を求めていた。