Baltic State : 首都圏不動産価格依然高騰(エストニア)
住宅価格の上昇が全国規模となっているエストニアで、首都タリンと首都圏にあたるハルユマア地域での住宅価格が最大の上昇を見せている。
これらの地域では住宅価格は既に50%の値上がりを記録している。1年前に300万クローンといった価格であった住宅が今では450万クローンの値がついている。
タリンでは郊外にあたるノーメ(Nomme)、ピリタ(Pirita)、メリバルヤ(Merivalja)などで高騰が顕著となっている。その他では第2の都市タルテゥ(Tartu)やパルヌ(Parnu)、ラクベレ(Rakvere)で不動産価格が15~30%ほど上昇している。
不動産業界では、このところの不動産の高騰は労働者賃金、建材価格、土地価格などの上昇が大きく影響しており、そして住宅需要の拡大がその背後で後押ししている状態にあると見ている。