西側銀行筋がロスネフチに過去最大の融資をするかもしれない。ロシアの国営石油会社ロスネフチが西欧の銀行からシンジケートローン245億ドルの融資を得る事に成功したと明らかにした。
この資金を使ってロスネフチでは国内外で買収を繰り広げることを計画している。
ロスネフチはこの10月に蘭ABN Amro、英Barclays、仏Calyon、米Citigroup、米Goldman Sachs、米JPMorgan、米Morgan Stanleyなどを含む西側銀行筋と将来のM&Aを踏まえた245億ドルの融資の供与について協議してきた。
ロスネフチは、融資が降り次第、一時はロシア最大の石油会社にまで成長したが、政府の意向により破綻させられたユコスの石油精製施設の買収を目指している。その他にもバシュネフチ、タトネフチなどの国内の競合企業の買収にも興味を示している。海外でもリトアニアの製油会社マゼイキウ・ナフタの更なる再買収をも目指し、セルビアやオランダでも買収のチャンスを窺っている。
今回ロスネフチが取得したシンジケートローン245億ドルはロシア史上最大の融資額となり、シンジケートに参加する各行は一行毎に平均35億ドルを融資するものと見られている。
先ずは、ユコスの買収を目指すと見られる同社では、ユコスの資産価値が120億ドルとも囁かれている事からも、買収可能な範囲にあることは確かとなっている。
これまで国内最大規模の融資を得たことがあるガスプロムのシブネフチ買収の時には、130億ドルの融資を受けている。